分からないもの

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私のことなんか、私しかわからないのよ。

貴方のことは分からないし

なんなら家族の事だって分からないし

友達、親戚、そう、赤の他人なら尚更分からない。

分かりたくないんじゃなくて、分からない。

だって、たまに自分のことも分からないじゃないですか。

自分のことも分からないのに、相手のことがお見通しなんて

そんな奇々怪界なこと、あるのでしょうかね。

言葉が、「相手を少しでも分かる状態にするための道具」として

使われるようになったのならいいなあと思うのです。

自己の意見をしっかり伝えて、しっかり受け取って

そのために使うようにつくられてたらいいなと思うのです。

簡単に、知らないことを知ったような素振りをするためにじゃなく

誰かの見えない感情をボロボロにするためじゃなく

そのために、つくられてたらいいなと思うのです。

だって、そうじゃないと分からないから。

貴方も、私も、きっとあの人も

分からないから、だから。

今日は何を伝えたら良いのでしょう。

茉莉花でした。

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