短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

夜は短し悩むな私

 

 

 

 

 

 

小さな頃、とは言ってもつい最近のような気がします。

年に一度、大晦日の日の夜更かしに盛大なるときめきを感じていました。誰も咎めはしないのに悪いことをしてしまっているような、そんな背徳感と高揚感に溢れた(しかもテレビを見て蕎麦をすするというなんとも贅沢な時間の使い方!)夜は、一年が終わる事実よりもその感覚自体にインパクトとわくわくを感じておりました。

 

 

 

 

 

 

小学生の間は21時就寝、そして高校を卒業するまでは習い事のない限り22時就寝がお決まりで、どんなに遅くなっても日付が変わる時間に起きているなんて滅多にありませんでした。つまり早寝早起きの超健康優良児だったわけです。それも大学受験勉強時には割と崩れたんですが、それでもその割には早めに寝て睡眠をたっぷりと取っていたと思います。その所為か、元からなのか、睡眠時間をしっかりとらないと身体の健康はすぐに損なわれてしまうタイプです。日中眠くなるとかそういう感じではなく、不意に身体に力が入らなくなったりだとか、熱を出してみたりとか、後は意識を失ったように起きられなくなるとか。睡眠の習慣が崩れること自体が、私にとってとてつもないストレスだってことです。

こういう現象、大きい小さい問わなければ人類皆に当てはまることではあると思います。そういえばかなり昔に、人間の睡眠のタイプが4つくらいの動物タイプに分かれるとか聞いたことがあるような。人体化学系の勉強をしたいなあと思う時は大抵こういうタイミングです。自分のことなのに、知らないことがあるってことが不思議ですよね人間って。そういう生き物ですかね。

 

 

 

 

 

 

話がとてもとても逸れてしまったので、少し戻しましょう。文章を書いていくと話の核からズレていくのは私の悪い癖です。

 

 

 

 

 

 

では。

 

 

 

 

先に今日のお話の結論から述べておきますと、「早く寝なさい」それだけです。いやこれだけ見て面白くないなぁと思ったそこの貴方、その通り!かも!!

 

 

 

 

なんだか心が寂しくなってしまったり、弱ってしまったり、あとはなんだか一人に感じてしまったり。そういう時って大抵夜なんですよね、当社比。普段だったら痛くも痒くもないこともちょっと引きずってしまうし、何がどうなってこんな感情になったのかわからないけどとりあえず辛いです現象が起きやすい時間帯なのかな。あ、朝起きたい時間に起きられない時はもう一日中沈んでるんですけど、それはその発生源ははっきりしてるので一旦置いておきましょう。

私の典型的なパターンはだいたい決まっているんです。ここ1年くらいで漸く掴み始めました。自慢できることではないのですけど。あくまで私のパターンなので、誰か一人でも「わかる…!」と微かな共感を呼べるものであれば万々歳ですね。

周りが暗くなってきた頃に「少し嫌な事」が重なり始める→なんとなく気がいつもより沈む→何かやろうとしても手につかない→でもモヤモヤが止まらなくて焦る→就寝時間を延期するも手につかなくて焦る→更に焦る→何に焦ってるのかわからなくなる→何に悲しんでるのかわからなくなる→もっと悲しくなる→もっと寝られなくなる

…自分で書いててグサグサきますね、これ。これ客観的に見てもらったら当たり前かもしれないんですけど、完全なる悪循環の典型例ですよね。これの何が一番困るって、次の日にまで影響を与えかねない事。これで次の日の自分が自分自身を責め始めたらもう大変です。

きっかけは基本的に誰かの心無い一言とかなので、耳栓してふわふわのお布団にダイブさえできればいいんでしょうけど、それがなんとも難しいんですよね。

 

 

 

 

心が疲れてる時って、特に答えはいらないから誰かに側にいてほしくありません?解決策は考えたけどもうそんなことは置いといてただただ肯定して共感してお願い!!ってなりません?夜になるとそういった「一人が耐えられなくなってしまう心」がより助長されてしまうのかなって、最近は考えています。

例えば私の場合は、確かに一人暮らしではないけれど、大体夜は自室で一人きりだし、リビングにいても誰とも会話がなされないことが多いし、SNSでは特に心からの繋がりを感じられる関係性もないし、客観的に「一人」を感じる要素がいつもよりも多いんですよね。昔、寝られないなぁって思ってカーテンをちらっと開けたら、思っていた以上にご近所さんの家に明かりがまだついていて。それが余計自分が一人であることを思い知らされた気になり、余計眠れないこともありました。あの明かりは、人の暖かみなんか反映するものではないですし。

 

 

 

 

冷静なうちに解決策を出すと、もうとりあえず寝て下さい。ヤケクソになって半ギレ状態でいいので寝て下さい。すごく冷たい言い方をすると、今の貴方じゃ解決できることも解決できないです。

当たり前かもですが、人には心があって、感情があって、それには正負様々ありまして。負の感情がなくなる事はほぼ不可能に近いと思ってるので、それに上手く付き合わなくちゃいけないと思ってるんですよね。じゃあどうしたらいいかって、まず足掻くの逆効果なのは一目瞭然で。大丈夫大丈夫!私はいける!とか思ってる人ほど、足掻いてしまって余計にしんどくなっちゃうんです(本人談)。なので、明日の私に任せる勇気を持ちましょう。じゃないと、自分自身を信じられないことになってしまう。

気分を変えるってよく言うじゃないですか、そういう感じで。自分の可能性に賭けをしながら、とにかく、はいベッドに入る!無理ならとりあえず大好きな音楽聴いてみて!あったかいココアでも飲んで!この時期暑いならアイスでもいいですこういう日こそご褒美が大事です!

 

 

 

 

最近の人間は、なんだか生き急いであれをしなくちゃこれをしなくちゃって、焦ってるけれど焦ってる暇もないような生き方をしますよね。私も完全にそのタイプで、もともとできない完璧を追い求めて、余計に自分を苦しめるタイプなんですけど、その代償の1つがこういった「寝られない夜の襲来」なんですね。だから、上から物を言うつもりなんてさらさらないので、一緒に頑張りたいですってことでした。貴方が持てるだけ、両手に抱えこんだらその1つ1つを大切にできる分だけ、大事に大事に抱え込んで生きましょう。

 

 

 

 

 

幸せがなるだけ沢山、悲しみがなるだけ僅かな生活が訪れますように。

 

 

 

 

 

茉莉花