「私の」部屋
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それは、思っていた以上に、素敵なものでした。
小さな頃からずっと憧れが消えなくて
何度もお願いしてはしぶられてたものが
自分が知らないところで話が進んでいって
ある日突然目の前に現れた時の驚きといったら!
もうね、たまらないものがありました。
手に入れてからもうそろそろ4年目になります。
これだけでなんの話をしているかわかった人
...きっといないんじゃないでしょうか。笑
タイトル通りのもの、です。
私の将来と勉強のために、と
ちょうど誕生日を迎える頃にプレゼントしてもらいました。
とはいっても、仕切りができた程度のものでして
隣の声も聞こえるし、思っていたのではなかったけれど。
このご時世ですから
(この二、三ヶ月で言うようになったワード
ランキング堂々の第一位、このご時世)
珍しくずっとお家にいることもあったりしまして。
自分のものだけしかない、自分の空間って
同じ家にいるのに、自分しかいないような空間って
自分の動き以外のなんの音もしない空間って
なんてとっても素敵なのでしょう、と。
まだまだ自由はないのだろうけれど
それでも、せめてもの抵抗を精一杯した
間違いなく自分のための部屋には
居心地の良さを感じずにはいられませんでした。
その後、暖かな匂いのするリビングに
テレビの音と談笑の声がうるさいくらいのリビングに
だるそうな顔を作りながら下りていくのも
実は結構好きだったりもする。
茉莉花でした。
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