当たり前まで染み渡るように
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思いもがけないところからもらえる
賞賛や気遣いが、染み渡るように嬉しい。
その人にもらえると思っていなかった言葉を
ふいに言われることがなによりも新鮮で
そしてなによりも、じーんとくるんですよね。
当たり前のように肯定をすると思い込んでいない
意外なところから球が飛んでくるから
驚くし、慌てるし、だけれども嬉しいんだな。
肯定されないと思っていた人に肯定されて
優しい言葉をかけられるって、悪くないもんだなあ。
でも、いつものように、当たり前のように
そういうものをくれる人たちのそれらは
なんでこんなにも、さぞ消耗品のように
少しずつ流しがちになっているんでしょう。
今までそれなりの期待をしていた人に
期待通りの甘やかしをもらっていました。
助けてと言ったら助けようとしてくれる
疲れたと言ったら休んでねと言われる
甘えたいと言ったら両手で抱きとめてくれる。
ああ、これって、申し訳のないことだけど
期待してしまうくらいに当たり前になっていた。
幾度となく繰り返されたことによって
それが当たり前になってしまっていたんだな。
気付くのが遅いような、
いや、気付けて良かったような。
いつもそうしてくれることに
大きな感謝と、それ以上の敬愛を。
茉莉花でした。
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