短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

淡い

 

 

 

 

はっぴーすぷりんぐ。

 

 

 

4月は、始まりの月。

なんだか当たり前のように

そう感じている自分がいます。

 

 

 

月の始まりやなにかの始まりにあやかって

今日から何かを頑張ると決めがちですが

それが一番し易い月が4月な気がします。

過ごしやすい気温のせいか、暖かい風のせいか

心まで少し穏やかになれるところが

今月の最も好きなところでもあります。

 

 

 

日本で4月を迎えられることの一番の利点は

桜を見ることができることだと思っています。

春の風物詩代表格として、古くから

日本にいる人々がさまざまな思いを馳せた桜ですが、

何かの始まりや幸せな気分の象徴だけでなく

どことなく物悲しく切ない雰囲気になるのは

桜の色の所為でもあるなあ、とようやく気がつきました。

 

 

 

 

桜の花の色、って、ピンクだけれど

なんだかちょっとだけグレーがかっているんですね。

もともと薄い白ピンクだと思っていたんですけど

なんだかちょっとだけ淡くグレーの入った

主張の強くない、けれど何にも負けないような

なんだか切ない所以は、そこにあるんだなと。

昔の和歌にも、桜を想って詠んだものには

わりかし切なく儚いものが多かった気がします。

 

 

 

始まりの月であるが故に

その分期待を膨らませすぎる月でもあります。

儚く、切なく散るものにも想いを馳せて

両者のバランスをとりながら過ごしたいものです。

 

 

 

以上、4月の私の始まりでした。

 

 

 

茉莉花でした。