おもてとうら
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忘れられないものは、本当に忘れたいものなのかな。
思い出したくないけれど思い出すもの
いい思い出じゃないはずなのに、なぜか鮮明に
苦しいほど鮮やかに思い出してしまうもの。
いやだから、だからさぁそろそろさぁ
忘れさせてくれてもよくないですか?
そう思うほど、忘れられそうにないのは
その記憶に縋りついてる何かがあるからなのかしら。
嬉しいことよりも、苦しいことのほうが
記憶にはびこるのはほんとな気がします。
嬉しくないことばかりじゃないし
嬉しいこともそれなりにあるから
ここまで人生を歩めているような気もしますが
じゃあ、嬉しいことばかりになったとして
それでも、多分ここまではこれていない。
嬉しいことが必要なのと同じように
苦しいこともないといけないのだとしたら
仕方がないったらありゃしないですね。
さ、今日は早く寝させてくれ。
茉莉花でした。
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