短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

ごかん

 

 

 

 

思い出せないものが突然、脳内を支配したりする。

 

 

 


今日は、とある声を久しぶりに聴きました。
懐かしい、あの人の声だってすぐわかりました。
学生の時に一人の帰り道で、よく聴いてた声です。

 

 

 

一瞬にして、あの帰り道を思い出しました。

一瞬にして、あの空の雲の動きを思い出しました。

あの時は、空が好きだなんて言ったら

そりゃあもう病んでるんじゃない?と

かっこわらい付きで言われるものですから

一人で歩いた時限定で、空を見上げて

雲が動いている様をじっと見つめていました。

 

 

こういう風に思い出せる空があること

こういう風に声で思い出せるものがあること

とっても不思議で、とっても気持ちがいいです。

 

 

 

五感が記憶を呼び覚ますことって

なかなかに奇跡的な感覚がします。

本当に、ぶわっと、なんだかぶわって

何かが蘇ってくる感じがします。

歳を重ねる毎に、こういう経験が

増えるような人間になれたらなと思います。

 

 

 

香りの記憶、ってなんだか魅力的だと思います。

五感の記憶の中でも、ちょっと憧れるものです。

生憎私は、嗅覚がそこまで鋭くはなくて

どちらかというと視覚に持ってかれがちです。

 だからこそ、憧れてしまうんですけど。

 

 

 

茉莉花でした。