短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

freedom of expression

 

 

 

 

簡単に表現の自由が保障される時代になりましたね。

 

 

 

あれは駄目でこれは善くて、うん、いや、絶対そうで。

あんなこと言う奴がいるけど、そんなの関係ないって。

こんな奴の考え方はそもそもが間違っているんだよな。

 

 

 

本当に、簡単になんでも言える世の中になりました。

身分はわからないままでも、どの身分でもどこぞの人であっても

容易に難なく自分の意見を吐き出せるようになりました。

 

 

 

そして、それと同じタイミングで、

あくまで「自分の」意見だと言えばなんでも許されるような

まるで免罪符のような言葉も流行っていきましたよね。

 

 

 

なんなんでしょう、これって。

 

 

 

なんだか、全能の神にでもなっているかのように

正義のヒーローかのように、選ばれし勇者のように

胸を張って発言している人ばかりになってきましたね。

 

 

 

きっと少し前にも言ったと思うんですけども

最近は自分の発言が必ずしも誰にとっても善ではないことを

理解したが故、発言するということが怖くなってきているのです。

だから、というわけでもないとは思うのですけれど、

なんでこんなに大勢の不特定多数のstrangersの前で

大きく自分の旗をぶんぶんと振り回せるのかなあ、って。

 

 

 

まあ、これもこれで表現の自由なんですけど。

 

 

 

現代は、自由が保障されているが故に

もっと生きにくくなっているのかもしれない、なんて。

 

 

 

茉莉花でした。