抹茶
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深く生きていく、ということ。
突然すぎますが、私は抹茶が好きです。
残念ながらお抹茶は飲んだことはありませんが
(お子様な舌なので苦味に耐えられなさそう)
所謂抹茶味のなにかしらが好きです。
抹茶味のチョコレートとか、飴とか、飲み物とか。
高校生の時、京都で初めて抹茶味のアイスを食べて
今まで苦いと決めつけて疎遠になっていたことを
随分と後悔したことを今でも思い出せます。
勿論、抹茶は味が好きで手に取るのですけど
なんだかんだ、それ以外にも好きなところがあるなと
抹茶味のキャンディを舐めながら思っています。
そんな中でも一番の理由は、深みがあること。
味もですけど、色に深みがあること。
私は基本的に、淡くて優しい色が好きですが
たまに濃紺や深緑のような、どっしりとした
深みのある濃い色にとてつもなく惹かれます。
何度も重ねたようなその味わい深さ的なものに
無性に惹かれてしまう、なんてことです。
深い、ということは
随分と大人で粋なことだと思います。
誰でも簡単に出せるようなものじゃない
誰でも簡単に似合うものじゃない
なんだか不思議とオーラの出る色だと思います。
だからこそ、抹茶色の先が見えない深い緑に
異常なまでの憧れと崇拝を感じてしまうのです。
そういう歳の重ね方をしたい、と思うほどに。
茉莉花でした。
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