短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

たんしょく

 

 

 

 

意外かさえもわからなくなりました。

 

 

 

持ち物をどわって出してみたら

案外淡い色ばかりが好きなことに気付きました。

寒色系が最近好きなのは知っていたんですが

淡い色とか5年ほど前なら絶対に持っていないな

って、ちょっとびっくりしたりもしました。

 

 

 

いつの間にか、当たり前がそうじゃなくなって

また違う当たり前が次々と登場していって。

当たり前じゃなくなるその瞬間は、一体

どうやって実感すればいいんでしょうか。

 

 

 

昔はいくつか持っていた赤い色のニットも

今のクローゼットには一切入っていません。

その代わり、赤い小物が増えていたけれど

今となっては持っているのは口紅くらい。

勇ましさがなくなってしまったんでしょうか

それとも少し落ち着いたということでしょうか。

 

 

 

そんな風に、変わっていくくせして

自分の思考の中では全然変わってなくて

いつの間にか当たり前になった思考を

さぞ絶対かのようにしたがって生きている。

 

 

 

好きな色には理由がないといけなくて

好きなものには根拠がないといけない。

好きなものは好きだと、それでいいと

ここで再三言ってきたのにもかかわらず、

いまだにそう思っていそうなチョイスばかりで

安パイというか、なんだかんだビビリというか。

 

 

 

また5年したら、それこそ一切興味のなかった

黄色とかオレンジとか、好きになるのかなあ。

一生着ることのないものだと思っていた

フリルとか大柄とか着るのかなあ。

いやあ、ないな、って今の私が言ってますけど

5年後の私、そこんところどうなんですか?

 

 

 

ここまで書いてきてちょっとだけ思ったけれど

こんな風に簡単にスタンダードが変化するなら

大してスタンダードにこだわる必要ないよねって。

そのくせして無駄にスタンダードにこだわるから

こうして殻を破れない自分が存在するんだろうなって。

 

 

 

最近の私は、よくいうとかなり自然体で

悪くいうとネジが外れている状態です。

これがスタンダードになったり、して。

 

 

 

茉莉花でした。