短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

星の見えない夜

 

 

 

 

遠慮のいらない関係性って素晴らしいと思います。

 

 

 

例えば

星の見えない夜の空は苦手だとか

できれば麦茶より緑茶がいいとか

ヒールは履きたいけど遠くに行きたいとか

そういうよくわからない好みのはなしを

受け止めてもらえるか否かは別として

それを話せる関係性のことです。

 

 

 

相手と違うということを理解したうえで

理解しているからこそ話を切り出せる関係性のことです。

 

 

 

言葉の壁、と形容することがありますが

私たちはそもそも、なにもかもが違うのだから

そういう壁があると理解しておくべきで

だから違うんだよってことを理解しておくべきで。

 

 

 

そうしておけば、今日みたいに

星も見えない月も見えないこんな夜みたいに

無機質な明かりだけが灯っている世界が苦手だと

言うのも怖くないと思うから。

 

 

 

茉莉花でした。