短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

舞う

 

 

 

 

貰い手のない感情たちは

空に舞ったら、消えてくれるんでしょうか。

 

 

 

誰のせいでもないこと、を

どうやって消化して飲み込むかについては

今のところ上手く解を見つけられていません。

わかるんですよ、わかるんですけど

じゃあいざその立場になったらと考えると

また話が変わってきちゃうんですよね。

 

 

 

誰のせいでもないことを

自分のせいだという人に

貴方のせいではないと言うことは

果たして本当に最適解なのか。

 

 

 

貴方のせいじゃないと言われても

いやでもそれは私のせいだよなと

むしろ確信を持ち始めてしまう私からすると

本当にそれが一番いい言葉なのかは

いまいちわからないなあというところもあります。

 

 

 

が、正にそれしか言えないんですよね。

 

 

 

だから、貴方のためじゃなくて

言葉をかける側の私のために言うけれど

決して貴方のせいじゃないのです。

 

 

 

貴方のせいじゃないけれど

この世の中の誰のせいでもないけれど

行き場のない、自分を守りようのない

ちくちくした痛みもある世界なんでしょう。

 

 

 

誰も予期できない、避けられない

勿論誰のせいでもないことがあるんでしょう。

 

 

 

最悪の形で舞い降りてきたものであっても

まずはいったん、ゆっくりお休み、という気持ち。

 

 

届かない思いも言葉も宙に舞って

できればこっちは消えずにいてくれ。

 

 

 

茉莉花でした。