短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

ボーダー

 

 

 

 

昨日と同じ明日、なんて心地が良いのでしょう。

 

 

 

今日、新しいお洋服を下ろしました。

もうすっかり春の匂いが、とまではいきませんが

少しずつ事実として気温が高くなってきていますよね。

 

 

 

なんの変哲もない、普通のボーダーのカットソー。

特に変わったデザインもなく、ただただ紺と白のボーダー。

 

 

 

初めて買ったんですけれど、妙に馴染むこの感じが

なんだかすごく安心して、口角が上がらざるを得ませんでした。

普段の私のスタイル、普段の私のまんまのお洋服。

これだよなあ、多分これなんだよなあって繰り返し感じていました。

 

 

 

それで。

 

 

 

刺激が欲しい、退屈はいらない。

最近はそう思わざるを得ないような一種の強迫観念に

世界中の人が取り憑かれているような気がします。

 

 

 

いつもと違う今日ももちろん素敵、とっても好きです。

見える景色はいろんなものがあったほうが良いとも思います。

 

 

 

 

でも。

 

 

 

 

いつもの、私の、定番と呼ばれるもの。

ブレないものって、とっても安心するし

その安心は、決して逃げでも退屈でもなくって

心の中心がしっかりと満たされていくような、安心感なんです。

 

 

 

今日と同じ明日は二度と来ません、わかっています。

今日と同じような明日にしよう、だなんて思っていません。

じゃなくて、同じような日々が続くことに恐れずに

変わらない自分がいることに恐れずに、怖がらずに

いつもと変わらない、平凡を心ゆくまで楽しみませんか。

 

 

 

飽きのこないもの、とっても素敵だと思いません?

 

 

 

茉莉花でした。