理想は恐怖
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本当と真実があんなにもわかりやすいのなら
私たちは今頃悩んだりなどしていないと思う。
正しい人でありたい、間違った人でいたくない
できることであるのなら清い人でいたいし
悪い人とか汚れた人ではいたくもない。
でもそれは、いつまで経ってもwantのまま。
自分の嫌いなところは勿論ありますし
自分で自分を責めるだけならまだしも、
第三者の言葉はよく心に突き刺さる。
誰に対して言っているようでもない
よくわからない棘にも自分から刺さりに行って
正直感受性が豊かな分ボロボロですよ。
それくらい、想像力って怖いんだよな。
理想やあるべき姿を想像すると
天井がないが故にめちゃくちゃ聖人が浮かんで。
ああこれは違う、これでも当てはまらないと
現実から探してきたところで、途方に暮れるしかない。
人は考えることができる人間だからこそ
誰かを想い自分に問いかけ生きていけるのだけど
不用意な不必要な想像力でできた「誰か」は
たまに現実に生きる私達の首を絞めたりもする。
それが怖くて、しんどくてたらまないのに
どうして今でもあれこれ悩んでいるのでしょう。
虚像は偶像に過ぎないと、誰が教えてくれるのでしょう。
茉莉花でした。
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