なんでもない
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全部が全部、過去のこと。
懐かしむ、という行為のことを
そこまで好いていないのは
何かしらの理由があると思うんです。
勿論、友達や家族と一緒になって
あの時はこうだった、と共有することだけを
懐かしむ、と表現するのであれば
それはそれは楽しい時間だろうなあと思うし
割と、いや実際のところかなり好感触ではあります。
だけれど、一人どこか物寂しい顔で
あの時はこうだったんだよな、と懐かしむことは
どうしても、感情に浸っているようで
むず痒くて、なんだかあまり好きになれません。
とか言いつつ、そうなりかけている自分が
本当にたまにですが顔を表すので、
そういう無自覚で現れる自分が一番嫌いです。
視線は前に、前のめりでこけるくらいで
丁度いいとか言ってたのはどこの誰だよってね。
これからも、表の面限定という条件付きで
明日ということが当たり前であってほしいな。
茉莉花でした。
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