短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

コール

 

 

 

 

暑かろうと思って選んだ半袖は

夜になると少し肌寒いくらいの季節になりました。

 

 

 

いつも以上に一生懸命に吸い込んだ空気が

どこかにいってしまいそうで怖いようです。

そう思っているくらいが何故か丁度よくて

気持ち悪さまで許してしまえそうです。

 

 

 

会う理由は必ずできないはずなのに

会う理由を作りたいわけでもないのに

無理矢理何かの間違いで会えないかなあと思います。

そんな人が、人生には時たま現れます。

 

 

 

会っても特に話すことはないのに

寧ろ気まずくなるだろうに、決まってるのに

会えやしないかなとそわそわしたりします。

そんな、こんなにもたくさん人がいるのに

会えるわけなんかないのに、ねえ。

 

 

 

ただ、今の私がどう映るのかが見たくて

今の貴方達がどう見えるのかも知りたくて

無理やり繋ぐ必要さえもないその糸を

たまに手繰り寄せてみたくなります。

 

 

 

今でも上手く話せる気もしない

一緒に話す話題さえないし探すわけでもない

正直うまく話が盛り上がった記憶もないけど。

こうやってうだうだと同じことを繰り返して

中身がないまま過ぎ去る本文かのように

今の時間はなんだったんだろうと思うだろうに。

それでも、確認してみたくなります。

 

 

 

あなたには私がどう映っていたんでしょう。

思い出になんかなれそうな距離になくても

記憶の片隅になんかなかったとしても

それでも、私はどうだったんでしょうか。

あの時の私と今の私、どうでしょうか。

 

 

 

こんな風に思うのは、前を向いている証なのか

はたまた、何かの後押しが欲しいからなのか。

 

 

 

思い出は、色褪せるからこそ素晴らしい

のかもしれない、と思ってみたりしました。

 

 

 

寂しくなったら名前を呼んでください。

 

 

 

茉莉花でした。