得手不得手
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下手くそなままでも愛おしいけれど
下手くそなままでいたいと思いたくない。
誰かに胸を張って、得意だと言えることが
歳を重ねる毎に少なくなっている気がします。
出会う人が増えたせいでしょうか、
はたまた、出会う人が減ったからでしょうか。
得手不得手は、あります。
多分、わたしにもあなたにも
得意なものがちゃんと、あるんだと思います。
だけれど、あまりにもそれがわかりにくすぎる。
得意になりたかった体育はいつまで経っても
いい成績を取れた記憶がありません。
最下位じゃないだけマシだったと思います。
あれは間違いなく習い事のおかげ。
得意になりたかったものはいつまでも
得意になりたいもの、から動いてくれません。
国語が昔から好きじゃなくて
いや、好きだったけど全然点数が取れなくて
どんどん嫌いになっちゃったまんまです。
言葉をうまく使いたいのに使えなくて
表現をきちんとしたいけどできなくて
いつも曖昧で、絶妙に格好が悪い。
そんなやつが書いていい場所ではないと思いつつ
だからこそ書く意味があるのだと踏ん反り返る
それくらいの図太さだけは持ち合わせています。
相変わらず、遠いまんまで。
茉莉花でした。
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