短くて長い今日

なんでもないような事を、なんでもない事になる前に。

バースディ

 

 

 

 

カップ麺をずるずる食べてた午後3時。

母親に、もっと栄養のあるものを食べなさいと

ため息混じりに言われた、それなりにいい大人。

 

 

 

自分よりも歳が下の人の誕生日を祝うと

なんだか自分がとっても大人に感じてしまいます。

たかが2歳や3歳の違いでさえも、

いつもよりはっきり色濃く感じてしまいます。

歳なんか全く関係のないこと、たくさんあるのに。

 

 

 

また歳がひとつ大きくなることに

楽しそうな顔を浮かべられるってことは

ずいぶんと若い証拠なのかもしれないなあ、と

もう楽しめなくなっている自分と比較しては

なんだか若い力を眩しく思ってしまいます。

 

 

 

歳を重ねるに比例して

誕生日を祝ってもらえる場所が減った気がします。

別に、それが悪いことだとは言いたいわけではなく

シンプルにそういう事実がある、ということです。

一言、おめでとう、と言われることが減り

今日が誕生日なんだなあ、と実感できる

そんなイベントやモーメントもなくなります。

 

 

 

気がつけば、いつものように一日が終わる。

そんな日々を繰り返してしまっていると

気がつけば、想像以上に歳をとっている。

それも、思ってきたようなとりかたではなく。

 

 

 

まだまだ若いよと言う自分と

もう若くないねと思う自分。

 

 

 

今しかできないことがあるはずです。

学生なら、学生にしかできないこと。

20代にしか、大人にしか、できないこと。

それも忘れて、ただ淡々と過ごしていくうちに

今しかできないことを逃してしまうことが

一番勿体無くて、悲しいのかもしれませんね。

 

 

 

茉莉花でした。