さんぽ
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おひとりさま、満喫中。
小さな頃からよく歩いていたコースを
大人になって一人で歩いてみました。
パワフルでアクティブな祖父母に手を引かれて
妹と合わせて四人でよく並んで歩いて道なり。
あそこを右折して橋を渡って川沿いを進めば
また見慣れた景色が見えて来るはずだと
地図なくともすらすら出てくる思い出たち。
幸い人は少ないほうだったので
用もなく一人でふらふら歩いていても
あまり怪しい目ではみられませんでした。
あんか新しい珈琲店が3つくらいできてたけど。
今日は天気も良くて気持ちがよかった。
飛行機雲ばっかり見かけました、ラッキーなのかな。
小さな頃よりはずいぶんと高くなった身長に
比例するほど景色は変わってはいなかった。
むしろ何もかも変わらないような気もして
一人で行ってよかったな、と思ったりもしました。
新しい珈琲店は3つくらいできていたのに。
故郷、というものはよくわからない。
昔懐かしい、もわかるようでいまいちピンとこない。
だけれど、もしかしたらこういうところに来て
なんだかちょっと感傷的になったり
なんだかちょっと微笑ましくなったり
そういうのがノスタルジーなのかな、とか。
アプリを開かなくてもいけるところ
適当に進んでもどこに着くかわかるところ
スマホで探した目的地のために降りるわけではない駅
歩いたほうがなんだか気分がいい道たち。
できれば少しでも多い方がいいところたち。
茉莉花でした。
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