アンテナ
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疲れた時に沁みる〜ってやつ、
こんなんなんぼあってもいいですからね。
できることがあるならなんでもしてあげたいですよね。
守ってあげられるなら守ってあげたいし
私が幸せにしてあげられるならしてあげたい。
お金も時間も全部あるならうまく使いたいし
それが人のためになるならそれほどいいことはない。
これは勿論全部自分のためなんですけど
誰だってそうじゃない?ねえ。
でもそれだけしてあげられるほどの
お金も時間も知恵も余裕もないんだよ。
あーあ、なんだかすっごい悔しいし虚しい。
結局自分のことでせいいっぱいで
誰かを見る余裕が一瞬だけでもできた時に
ああ、何もしてあげられないかもしれない
ああ、何も分かってなかったかもしれない
そうやって痛感することがしんどいんですよね。
何もできないなら、何も知らない方がいい。
とは、思えないんですよねえ。
ちっぽけで、できることが少ない。
自分のことで精一杯だから、
誰かに手を差し伸べられることも少ない。
どこまで人のために生きられるのだろうか
どこまで人のために何かをできるのだろうか。
不安というより、無力感に襲われる時もあるけれど
だからといって諦めたくはないのだよな。
何かできることはないのだろうか
何か役に立てることは、与えられるものは
ほんの少しでもないのだろうか。
そうやってアンテナをはりながら
生きていこうと決めた夜のお話。
茉莉花でした。
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